:あまつぶ


ポンポロ跳ねた 雨つぶ一つ。

しみることなく、流れて落ちて

硬い硬い足下深く

濁った水に混ざって溶けた。


ポンポロこぼれた 雨つぶ一つ。

ポコンと飛んで、流れて落ちて

ほんのり色づく花びら一枚

はらりと誘って地面へ溶けた。


ポンポロ雨つぶ みんなに落ちて

ポコンと跳ねて、流れて消えた。

ぐるりと廻ってまた会う日には

きっと笑顔で会えますように。


ポンポロポコンポ またいつか。




_[ 2007/03/31 茶々紅. Last up:2018/10/19. ]

.

__

:ステップ


たんたんたんたた 軽やかに

舞って飛んで踊る心は

流れて流れて幾年に

久しく響く君のステップ


たんたんたんたた とんたたと

走る君の足下いっぱい

暖かい日差しぽかぽかと

そよいでそよいで草原を

横切る君は風と泳ぐ


たんたんたんたたとんたたとん

見つめる僕も春の陽気を

胸いっぱいに吸い込み歩く

長い長い年月の

果てに出逢えた君と一緒に


とんとんとんたた とんたたとん。




_[ 2007/04/27 茶々紅. Last up:2018/10/19. ]

.

__

:五月五日


雲一つない快晴の

青空見上げて恋をして

募る思いは胸いっぱい

待ち焦がれた五月の頃


時に雨雲やってきて

全てを隠してしまうけど

それでも思いは青空高く

待ちに待って五月晴れ


風にそよぐ僕のしっぽ


追いかけはしゃぐ子供たち

大きく強く育っておくれと

青空いっぱい願いを乗せて




_[ 2007/04/26 茶々紅. Last up:2018/10/19. ]

.

__

:ヒトノカタチノ


押し寄せた波に

何もかもが音を失い

ただ 目の前の出来事に

感情もなく手を振るった


瞬間の熱から覚めて

ハッと気がつく

私はきっと

自分が自分で思うほど

優しい人ではないのだろうと


目の前に落ちる 小さな命を

奪うことしか 思えなかった

私という、人のカタチノ――




_[ 2007/01/18 茶々紅. Last up:2018/10/19. ]

.

__

トップへ戻る